連立方程式を解くことと逆行列
方程式を解く
簡単な1元1次方程式を解くことを考え,これを一般化して連立n元1次方程式を解きたい.
簡単な1元1次方程式を解いてみる.中学レベルではを右辺へ移項してとして解を得る. しかし,連立方程式は移項するだけでは解けない.具体的には,変数を消去して解を求めていた. つまり移項は一般的な方程式の解き方ではない.
どう解くかというと,逆写像を計算して解く.の例では,写像の逆写像 を計算して,として方程式を解く.写像は数と数の対応関係が明らかになっているので, その逆の関係が計算でき,解が求まるのである.
逆写像1と逆行列
逆行列で連立方程式を解く
Footnotes
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逆写像についてわからなければ,インターネットで検索したり,生成AIに質問したりしてください.ここでは解説しません. ↩