定理6.3.3
をベクトル空間, を線形写像とする.
の 個のベクトル , の 個のベクトル と 行列 が,次の関係を満たしているとする.
すなわち,
そのとき,
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定理6.3.3
をベクトル空間, を線形写像とする.
の 個のベクトル , の 個のベクトル と 行列 が,次の関係を満たしているとする.
すなわち,
そのとき,
ベクトル空間 の間に線形写像が定義されている.このとき,の2つのベクトルの組の間に行列 倍の関係があれば、これらに対応するの2つのベクトルの組の間にも行列倍の関係がある.2つのベクトルの組が変われば,行列も変わる.
わかりづらいので,整理する.
(結論B)はが等しいことを主張している.これを示すには、成分同士が等しいことを示せばよい。すなわち、
を示す.
(仮定A2)より,であることと,(仮定A1)のの線形性から,
よって,(B1)が示せた.したがって,(結論B)が示せた.