数学ができている人とできていない人の特徴

数学の勉強ができていない人/できている人の特徴
Section titled “数学の勉強ができていない人/できている人の特徴”数学の勉強ができていない人の特徴は「問題にただ反応している」人だ.高校時代の私の特徴である. どういうことかと言うと,「」という問題に対して反射的に「」と答えることである. これが問題に反応している状態だ.また,「この問題は〇〇の公式を使えば解ける」 というように、パターン認識で解いている場合もそうだ.受験数学はまさにこの状態なので, 数学の勉強をしているとは言い難い.
数学の勉強ができている人は,根本的な部分から問い直す人だ.例えば「」に対し,
- とは何か?
- とはどういう意味か?
- は何を表しているか?
など,こういった明らかなことを自問自答し,理解していく人が数学の勉強をしている人だ.
反応と思考の違い.
Section titled “反応と思考の違い.”数学の勉強ができていない人/できる人の違いは「反応する」人と「思考する」人の違いである. その違いをまとめると以下のようになる.
区分 | 反応 | 思考 |
---|---|---|
問題との向き合い方 | パターン認識 | 根本的な理解 |
解き方 | 公式や解法を当てはめる | 意味や定義を問い直す |
答え | 既知の答え | 新しい答えを生み出す可能性 |
パターン認識や公式・解法の当てはめがいけないわけではない.計算負荷を低減できるし, 数学の整理をする意味でも有用である.数学をするという意味で,パターン認識・公式の当てはめが数学ではない ということだ.