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ノートはどう取ればいいのか.

ノートとペンと教科書とメモ帳が写っている画像

 ノートを取ることは、学習や思考の整理に欠かせない。一般にノートの取り方は一つではないが, 以下に示す方法しかないのではないかと思えてきた。この方法を取り入れれば,授業や独学の理解が進むはずである.

ノートはどう取ればいいのか.

 ノートを取るとは,以下の3点をメモすることだ.

  • 話題・問い・主張は何か.
  • その話題・問い・主張の結論は何か.
  • 結論に至る根拠・理由は何か.

話題・問い・主張を明確にする.

 主題となる話題や問い、あるいは筆者の主張を明確にすることが重要である.つまり,何に関してノートを取っているのか 目的を明確にするということである.授業のテーマや,先生が投げかける問い,主張のことである.キーワードだけでなく, 文脈がわかるように簡単な文章で記述する.

 例:今日のテーマは「気候変動」,問いは「原因と対策」,先生の主張は「CO2排出量削減が急務」

 ノートを取る目的は、単に情報を記録するだけでない.最終的に理解を深め、自分の考えをまとめることにある. そのため、話題や問い、あるいは筆者の主張を明確にすることが大切である.

結論を把握する.

 議論や説明を聞きながらノートを取る場合、結論をいち早く把握することが重要である。 結論は、その話題・問い・主張の要点であり、ノートの中心となる部分。

 例:結論:地球温暖化の原因はCO2、対策は再生可能エネルギーへの転換

根拠・理由をメモする.

 結論に至るまでの根拠や理由をメモすることで、結論の展開を理解し、理解を深めることができる。 また、後からノートを見返した際に、話題・問い・主張のプロセスを思い出す助けにもなる。

 例:根拠1:過去100年の平均気温上昇、根拠2:北極の氷床減少、理由:CO2の温室効果

ライブ授業で気をつけること.

 先生の話をすべて書きとるのは不可能なので,上の3点を意識して書き出すのがよい. 授業後に教科書を見ながらでもまとめる.