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P26 問108 マグロウヒル大学演習シリーズ 微積分(上)

問108

 (a) 5+3,(b) 32,(c) (3)(2), (d) 23は,それぞれデデキントの切断をどのように使えば定義できるか例示せよ.

 532の有理数の切断を以下のとおりに表す.

5=𝐴,𝐴𝐴={𝑟|𝑟<5}𝐴=𝐴補集合3=𝐵,𝐵𝐵={𝑟|𝑟<3}𝐵=𝐵補集合2=𝐶,𝐶𝐶={𝑟|𝑟<2}𝐶=𝐶補集合

 5+3=𝐴+𝐵,𝐴+𝐵𝐴+𝐵={𝑎+𝑏|𝑎𝐴𝑏𝐵}𝐴+𝐵𝐴+𝐵の補集合.

 2=𝐶,𝐶𝐶={𝑠|𝑠𝐶}𝐶={𝑠|𝑠𝐶}となる. したがって, 32=𝐵𝐶,𝐵𝐶𝐵𝐶={𝑟𝑠|𝑟𝐵𝑠𝐶}𝐵𝐶𝐵𝐶の補集合.

 (3)(2)=𝐵𝐶,𝐵𝐶𝐵𝐶={𝑟𝑠|𝑟𝐵𝑠𝐶}𝐵𝐶𝐵𝐶の補集合.

 23=323なので, 323=𝐷,𝐷𝐷={𝑟𝑠3|𝑟𝐵𝑠𝐶}𝐷𝐷の補集合.